
★この記事で分かること★
- 2023年のプロ野球におけるブーイング事例
- ロッテの牽制球ブーイングは何が問題か
- なぜ巨人・高梨や横浜・京田は阪神ファンからブーイングを浴びたのか
- ブーイングを回避するには、どうすれば良いか
皆さん、こんにちは!けんた@ロスジェネ青春マガジン(@lost_gene_mag)です!
2023年のプロ野球を見ていると、とにかく「ブーイング」が話題になっているように感じます。
応援しているチームの相手に対して、ファンが何らかの抗議の意思を示すために発せられるブーイング。
これがなぜ、今年2023年は数多く話題になっているのか。
本日は、かつてスポーツライターとして野球の取材にかかわっていた私が、プロ野球のブーイングについて、いくつかの事例を見ながら考えてみようと思います。
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声出し応援解禁で目立つブーイング
新型コロナウイルス感染症の影響から、少しずつ脱しつつある2023年。
今年からは、プロ野球の世界でも声出し応援が解禁されました。
これにより、多くのファンが、応援歌を歌ったり、選手に声援を送ったりしながら、思い思いの応援ができるようになりました。
また、応援団による応援歌の生演奏も再開され、球場はすっかり「コロナ前」の状況に戻ってきています。
そうした声出し応援が解禁されたことで、目立つようになったのが、ブーイング。
選手に対する力強い応援と同時に、相手チームに対してのブーイングも目立つようになり、そしてそれらがしばしば賛否両論とともに報じられるようになりました。
2023年のブーイング事例集
それでは、2023年プロ野球におけるブーイング事例集、いくつか見ていきましょう。
ロッテの「牽制球ブーイング」
千葉ロッテマリーンズは、ファンの応援の熱量が非常に高いことで知られています。
その熱量は、ホームゲームのみならず、ビジター球場でも維持されており、しばしば地元の対戦相手ファンを驚かせるほどです。
そんなロッテの応援スタイルの中で、物議を醸すのが「牽制球ブーイング」。
これは何かと言うと、
というもの。
一般に、ブーイングという行為は、相手チームの不適切な行為に対する抗議の意として発せれます。
しかし、この「牽制球に対するブーイング」というのは、ルールの中で行われる、きわめて普通のプレイです。
この「普通のプレイ」にブーイングを発するロッテファン、他球団ファンからの評判は非常に悪いです。
阪神ファンによる「牽制球ブーイング」への対抗策
そんな中、ロッテファンの「牽制球ブーイング」に対して、小粋な対抗手段を講じたのが、阪神ファン。
甲子園球場で行われた阪神−ロッテの交流戦、ロッテファンはいつものように牽制球を投じる阪神のピッチャーに対して、ブーイングを行います。
しかし、
するのです。
阪神タイガースの試合は、プロ野球中継があまりテレビ中継されなくなったこの時代にあっても、関西ではサンテレビが中心となって、連日放送されています。
そのため、「ロッテファンが牽制球でブーイングをする行為」は、テレビ中継されることによって多くの関西人の知るところになります。
加えて、これがネットニュースになって話題性が増幅されて拡散されたことにより、阪神ファンはロッテの「牽制球ブーイング」に強い対抗意識を持つに至りました。
こうして、「ロッテファンの牽制球ブーイング」と「それをかき消す阪神ファンの拍手」は、2023年の交流戦における大きなトピックスとなったのでした。
巨人・高梨の「デッドボール⇒ないぴ」事件
巨人のサウスポー中継ぎ、高梨。
ここ一番で登場し、左バッターを抑えることに定評のあるピッチャーですが…
阪神戦で、高梨は阪神のリードオフマン・近本にデッドボール。近本はその後、肋骨の骨折が判明し、約1カ月の戦線離脱を余儀なくされてしまいます。
単にデッドボールでケガをして戦線離脱、というだけであれば、野球というスポーツの性質上、たまにある出来事ということで理解されるのですが…
高梨は、この後、ツイッター(当時、現在の「X」)に、
みんなないぴすぎ
ツイート取得できないってなるんだけどどゆこと pic.twitter.com/eKQ3hefwyc— 高梨 雄平 (@yuhei_takanashi) July 2, 2023
と、この日の試合について「ないぴ」(ナイスピッチングの略)と表現してしまうのです。
これに主力を失った阪神ファンが激怒し、これ以降、高梨が登板するたびに、阪神ファンの激しいブーイングを受けてしまうに至ります。
なお、本件は「デッドボールにブーイングを行う阪神ファンはマナーが悪い」というふうに語られる向きもありますが…
今回の件で阪神ファンの怒りが収まらないのは「デッドボール後に『ないぴ』と投稿したこと」なので、デッドボールそれ自体がブーイング対象の行為となっているわけではないことに、留意が必要です。

横浜・京田の走塁妨害と審判の理不尽裁定で阪神ファン激怒事件
マジックが点灯した阪神タイガース。横浜スタジアムでの横浜戦で、事件は起こります。
代走・熊谷が二塁への盗塁を試みたところ、審判の最初の判定はセーフとなりますが、ここで横浜の三浦監督がリクエストを行います。
リクエストを行い、場内とテレビ中継にリプレイ映像が流れたところ、そこで明らかになったのは、横浜・京田が完全に二塁ベースをブロックしている様子。
誰もが「走塁妨害によるセーフ」を確信した映像でしたが…
ここで責任審判の敷田審判員が下した判定は「アウト」。
/
判定は…アウト
\熊谷敬宥が二塁への盗塁を敢行
接触したショート京田陽太のプレーは妨害とは判断されず⚾プロ野球(2023/8/18)
🆚DeNA×阪神
📱Live on #DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/L8LDsJnR9p— DAZN Japan (@DAZN_JPN) August 18, 2023
これに岡田監督は大激怒し、5分間の猛抗議を行います。
この翌日の横浜戦、前日の試合で二塁を完全ブロックしていた京田の名前がコールされると、横浜スタジアムには阪神ファンによるブーイングが飛びます。
加えて、審判紹介のコールにおいて、問題の敷田審判員の名前がコールされたときにも、同様に激しいブーイング。
なお、今回の件を契機に、
ことが明らかにされ、
と、京田への風当たりは非常に強くなります。
このことが京田へのブーイングの呼び水になったと考えられます。
まとめ
このように、今回、2023年のプロ野球の中で、ブーイングが印象的だったシーンをいくつか取り上げました。
今回のブーイング事例、いくつか見ていきましたが…
多くの場合、「プレイそのもの」というより、その周辺にある背景事情なども踏まえる中でファンの怒りが高まり、ブーイングにつながる…というパターンが多いです。
ブーイングも含めてプロ野球の華…という見方もある一方で、ブーイングについては健全なスポーツ観戦の邪魔になる、という考え方もあります。
どちらの考え方も、一定理解はできます。
そんな中、
もしブーイングをできるだけ止めたいというのであれば、議論を呼ぶようなプレイがあった後、炎上リスクを回避するような行動を徹底する
ということが大事なのではないか、と思います。企業でいうところの、危機管理広報的な考え方ですね。
プロ野球の試合、日々、さまざまなことが起こります。そういった点もまた、プロ野球の魅力であり、おもしろさ。
引き続き、日々のプロ野球、注目していこうと思います。
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