★この記事で分かること★
- 阪神・岡田監督が記者を「お前」呼ばわりしている現状
- 「お前」呼ばわりはパワハラのおそれもある事実
- なぜ岡田監督は、記者を「お前」呼ばわりするのか
皆さん、こんにちは!けんた@ロスジェネ青春マガジン(@lost_gene_mag)です!
良くも悪くも、関西の話題の中心にいる阪神タイガース。2023年は、序盤こそ好調で、優勝…もとい「アレ」に向けて期待が高まっていました…
が、6月ごろから急激にチームの調子が悪くなり、雲行きが怪しくなっています。
そんな阪神タイガースを率いる岡田監督。独特のインタビューでの言い回しもあって、日々の記者会見は非常に注目が高いです。
しかし、そんなインタビュー記事を見ていると、気になることがあります。
それは、
ということ。
本日は、かつてスポーツライターとして野球の取材にかかわっていた私が、岡田監督の「お前」呼ばわりについて、考察してみようと思います。
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岡田監督のインタビュー
阪神タイガースを率いる、岡田監督。
その独特のインタビューは、阪神タイガースにおける第1次岡田政権から話題になっており、「どんでんの『どん語』」などと呼ばれ、多くの人に親しまれていました。
そのインタビューの話し方は、第2次岡田政権においても変わっておらず、
- 主語や述語が大幅に省略されている
- 「あれ」「それ」などの代名詞が非常に多い
- 必ずしも明確に発生されない言葉が多い
といった、非常に個性的な特徴が見て取れます。
岡田監督は、基本的に野球に対して非常に理知的で、論理的な考え方を持っています。
記者のインタビューは、そうした岡田監督の考え方に触れられる貴重な機会ですので、多くの人が注目しているところです。
インタビューで記者を「お前」呼ばわり
しかし、そんな楽しくて、そして勉強になる岡田監督のインタビューですが、日々読んでいると、どうしても、気になってしまうことがあります。
それは、
記者を「お前」呼ばわりしている
ということ。
たとえば、2023年7月6日、広島戦後のインタビュー。
-本塁に滑り込まずにアウトになったノイジーの走塁は。
「いや、3点差やん。なあ、もうヒットもなかなか出えへんからのう。まあ、そら、もうなあ、お前、3点差で回すと思てなかったけどな」
また、6月23日、対横浜戦では、敗戦での機嫌の悪さもあってか、非常に冷たい言い回しが気になりました。
ーー今永も簡単なピッチャーじゃない
「そらそうやろ、お前。(WBCの)決勝で先発したピッチャーやねんから。そんなん当たり前やないか」
このほか、7月22日の対ヤクルト戦では、大山の走塁について、記者の前で非常に厳しい批判を展開しますが、このときにも…
ーーそれで小川を楽にさせた
「(略)最後も1アウト二塁、三塁やで。2点差で。1点差やったらタッチアップやん。状況なんよな。ベンチからいちいちそんなん言われへんやろ。3点差でタッチアップする? え? 1点差やったらタッチアップやん。サード行った方がエエねんから。それでライト逃がしたら満塁でエエわけやんか。3点差でタッチアップしてどないすんの、ハーフウエーやろ、はあ、だからお前、2点差なってワンアウト二塁三塁よ、二塁打やんか、梅野もな、あれ、そんなん全然違うよ、お前、次、代打行くもんも」
このように、岡田監督は、インタビューにおいて、話し相手である記者を、当たり前のように「お前」呼ばわりしているのです。
「お前」呼ばわりはパワハラ?
一般に、話している相手のことを「お前」と呼ぶことについては、
- 相手への敬意がない
- 相手を下に見下している
- 場合によっては、パワハラ扱いされるおそれもある
とされています。
たとえば、2018年、フジテレビ系ワイドショー「とくダネ!」では、
という特集を組んでおり、その中で、
●今回話題となってる「お前」
これは場合によってはパワハラになるという。
と、「お前」呼ばわりがパワハラになる可能性について、弁護士が言及しています。
もちろん、「お前」呼ばわりがすべてパワハラになるものではなく、
この「場合によって」の場合とは、「お前」などと呼んだ部下に対して、続けてどのような言葉を投げかけたのかによってパワハラかどうか変わってくる
ということではあります。
しかし、少なくとも「お前」という呼び方は、パワハラを想起させるおそれのあるもの。
なので、少なくとも一定の立場にある社会人であれば、「お前」呼ばわりはリスクでしかなく、避けなければならない言葉遣いであると言えます。
リラックスしすぎて「昔気質」が顔を出す?
一方で、岡田監督は、テレビカメラが回っている取材では、決して「お前」などとは言いません。
むしろ、丁寧語で、非常に丁寧に、マスコミ対応をしてくださっています。
一方で、ペン取材になると、丁寧語は消えてタメ口になり、岡田監督もつい饒舌になってしまいます。
この背景には、
- カメラが回っていない取材は、リラックスして対応できる
- 気心の知れた在阪トラ番記者が相手なので、気心が知れている
- 全体的に記者が若手で、自然に年配者らしい対応になってしまう
といったところがあるのではないかと考えられます。
思えば、岡田監督は、1957年生まれの65歳。
一方の記者たちは、若手であれば20代もいるでしょうし、編集委員クラスでも50代くらい。
なので、岡田監督は、年配者として、ある意味で親、もしくは学校の先生のような感じで記者に接しており、昭和を生きた「昔気質」のキャラクターも相まって、「タメ口」や「お前呼ばわり」が出てしまうのかもしれません。
ましてや、テレビカメラが回っていないとなれば、なおさらなのでしょう。
まとめ
以上、本日は、阪神タイガースの岡田監督が、記者を「お前」呼ばわりしていることを指摘するとともに、その背景について考察してみました。
「お前」呼ばわりは、一般的に相手を見下しているからこそ出てしまうものであり、今の時代、場合によってはパワハラ扱いされてもおかしくありません。
一方で、岡田監督は、年配者として、若手の新聞記者たちに対して、まるで親や学校の先生のように接し、時にリラックスしている中、つい昔気質が顔を出して、記者たちを「お前」と呼んでしまうようにも見受けられます。
岡田監督は、野球を、そして阪神タイガースを、酸いも甘いもかみ分けてきた、野球の達人です。だからこそ、日々のインタビューで示唆されるエピソードは非常に深く、考えさせられます。
一方で、「お前」呼ばわりが、今の時代、リスクになってしまうのも、また事実。
阪神の調子が良いときは、そういったリスクも無視できるのでしょうが…
もし、阪神が2023年の後半戦で勝てなくなり、岡田監督の采配に批判が集まるようになると、こういった「小さなリスク」が増幅されて大きくなることも、十分考えられるところ。
リラックスして繰り広げられる、岡田監督のインタビュー。
日々、楽しませてもらっていますが、記者の「お前」呼ばわりについては、少しだけリスクがあることを、念のため指摘して、本稿の筆を置こうと思います。
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