
★この記事で分かること★
- 巨人・高梨が阪神ファンにブーイングを浴びる理由
- 阪神・近本と広島・菊池への死球後の高梨のSNS
- 阪神ファンのブーイングに「しつこい」は的外れ
皆さん、こんにちは!けんた@ロスジェネ青春マガジン(@lost_gene_mag)です!
読売ジャイアンツ・高梨投手が、阪神戦に登板するとブーイングを浴びることが、連日報道されています。
なぜ、高梨投手は、いつまでもブーイングを浴びせ続けられるのか…。
本日は、スポーツライターとして野球取材にかかわっていた私が、巨人・高梨投手がブーイングを浴び続ける背景について、お話しさせていただこうと思います。
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巨人・高梨投手とは

まず、今回の話題の中心にある、巨人の高梨投手がどんな投手なのか、少し見ておこうと思います。
高梨雄平投手は、1992年生まれ。
高校は川越東高校にいましたが、甲子園への出場機会はなく、早稲田大学に進学します。早稲田大学では、リリーフを中心に活躍し、チームをリーグ優勝に導くなど大活躍。
卒業後は、社会人野球のJX-ENEOSへと進み、2016年に東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト指名を受けます。なお、このとき、JX-ENEOSの同僚だった糸原健斗も、阪神タイガースに指名されることとなります。
楽天では、主に中継ぎで活躍。2020年までチームの主力として活躍していたのですが、同年のシーズン途中、左の中継ぎを求める巨人に請われる形でトレード移籍。
巨人でも、左の中継ぎとして勝ちパターンの一翼を担います。
左のサイドスローという変則的な投法から最速147km/hを投げ込むストレートは、左バッターにとっては非常に打ちづらく、そこがアイデンティティとなっていました。
また、野球以外の面では、料理が得意という意外な一面があり、コロナ禍ではYouTubeやTwitterなどのSNSで、その様子を見て取ることができます。
阪神・近本にデッドボール…
そんな高梨投手は、2023年も左の中継ぎとしてフル回転します。
特に2023年は、リリーフエース・大勢を故障で欠く中、リリーフ陣にかかる負担は重く、経験豊富な高梨には、重要な役割が期待されていました。
そんな中、登板した、7月2日の阪神戦。
7回表、2−2の同点ですが、巨人は1死一、三塁の大ピンチ。
ここで、バッターはチャンスに強い阪神の一番バッター、近本。
対する巨人のピッチャーは、左キラーとしての役割が期待される高梨でしたが…
ここで高梨は、近本の右わき腹付近にストレートをぶつけて、デッドボールにしてしまいます。
試合終了後のツイッターで「ないぴ」⇒炎上
近本はその状態ながらも欠場することなく、延長戦では守備でもファインプレーを見せるなど、いつもと変わらない活躍を見せたのですが…
試合終了後、報道で「近本、重傷の可能性」が報じられます。
阪神ファンにしてみれば、最強のリードオフマン・近本を故障で失うのは非常につらく、「何とか無事で」という思いでいるのですが…
そんな中、試合終了後、高梨投手のツイッター(現:X)に書き込まれた内容が、物議をかもします。
みんなないぴすぎ
ツイート取得できないってなるんだけどどゆこと pic.twitter.com/eKQ3hefwyc— 高梨 雄平 (@yuhei_takanashi) July 2, 2023
これに阪神ファンたちが、
と、大激怒。
その後、近本が右肋骨骨折で登録を抹消されてしまうことも相まって、阪神ファンの怒りはおさまらず、件のツイートは大炎上してしまいます。
その後、高梨投手は、謝罪のツイートを行うのですが…
先日のツイートで
誤解を招く表現、分かりにくいと
多数ご指摘を頂きました為今後は
(試合後の物に関して)
誰がみても理解しやすい内容、表現(100%は難しいですが)
上記を心掛けたツイートをしたいと思いますタイミングは引き分け、勝ち
昔からですが、自分のピッチングには基本的に触れていません— 高梨 雄平 (@yuhei_takanashi) July 5, 2023
と、先のツイートに対して説明を行います。
しかし、このツイートも、
と、基本的に「開き直り」ととられてしまい、こちらも物議を醸してしまうのです。

今度は広島・菊池へのデッドボールで炎上
そして、高梨投手のツイッター炎上騒動は、これに収まりません。
7月11日の巨人−広島戦、巨人の山崎伊織投手が、広島の主力・菊池涼介選手の右腕にデッドボールをぶつけてしまいます。
これに広島の新井監督は大激怒。温厚な性格で知られる新井監督が鬼の形相でベンチを殴りつける様子はテレビに映されており、「ただ事ではない」感が漂っていたのですが…
その日の夜、高梨投手は再びツイッターに投稿。
Kくんいつもありがとうー!
みんなないすぴー(自分以外)— 高梨 雄平 (@yuhei_takanashi) July 11, 2023
今回は高梨投手自身の手ではなかったとはいえ、広島の主力選手にデッドボールをぶつけて負傷させた日に、お気楽な「ないすぴー」投稿は、近本選手へのデッドボール事件と構図が全く同じ。
この、「デッドボールをぶつけ、相手選手を負傷させた日に限って『ないぴ』投稿」で、阪神ファン、広島ファンを完全に激怒させてしまいます。
阪神戦の登板で大ブーイング⇒失点
その後、阪神・近本は戦列に復帰。高梨も、JX-ENEOS時代の同僚である糸原を通じて謝罪をし、デッドボール問題については、一応の解決を見た…
ということになっていたのですが、阪神ファンの怒りは収まりません。
7月26日、甲子園で行われた阪神−巨人戦。
7回裏、この時点で巨人はリードしていましたが、一死一・二塁のピンチ。ここで巨人は、高梨をリリーフで送り出すのですが…
甲子園球場からは、マウンドに上がる高梨投手に、とてつもない音量のブーイングが送られます。
高梨投手は「聞こえなかった」と強気に抗弁するのですが、マウンド上の様子はどう見ても動揺していますし、内角を強気に攻めるピッチングは完全に影を潜め、佐藤輝や小幡にヒットを浴び、逆転を許してしまうのです。
8月の東京ドームでも大ブーイング

そして、高梨投手へのブーイングは、本拠地・東京ドームでも止まりません。
8月8日、ブーイング⇒森下にホームラン
8月8日の阪神戦に登板した高梨投手は、本拠地・東京ドームでありながら、阪神ファンから強烈なブーイングを浴びます。
ここは本拠地、巨人ファンからの「高梨」コールも響くのですが、ビジターとは思えない声量で飛ぶブーイングが、高梨へのプレッシャーとなります。
このブーイングが堪えたのか、高梨は森下に2ランホームランを浴びてしまいます。
8月10日、原口にホームラン
そしてその後、8月10日にも高梨投手は登板。
ピッチャーのところで、「代打・糸原」がコールされ、左バッターが登場することを見ての登板だったのですが、やはりこの日も阪神ファンから大ブーイングを浴びます。
そして、阪神・岡田監督は高梨の登板を確認して、代打の代打、原口を投入。
そして、高梨が投じた初球は、原口にライトスタンドへと運ばれてしまうのです。
「阪神ファンのブーイングはしつこい」は的外れな指摘
このように、高梨投手は、近本選手へのデッドボール以降、阪神戦に登板すると、とてつもないブーイングを浴び、その後に打たれるというパターンが定番化しています。
この状況について、一部に、
といった意見があります。
ブーイングは死球ではなくSNSの立ち振る舞いに
しかし、ネット上で阪神ファンを諫める、あるいは批判するために展開されるこれらの意見は、残念ながら「的外れ」と言わざるを得ません。
なぜなら、
阪神ファンが高梨に怒っているのは、近本へのデッドボールではなく、「デッドボール後の無神経なSNS投稿」
だからです。
デッドボールそれ自体は、野球というスポーツの性質上、避けなければならないものではありますが、やはりどうしても発生してしまいます。
石のように硬い硬式球が、150km/hの速度で体に当たる…その痛さは想像を絶するものがありますが、それも含めて野球というスポーツ。
そして、阪神の選手がぶつけられるように、逆に阪神の選手がぶつけることもある。
たとえば、それこそ、指摘にもあったように、阪神の藤浪は死球の多さで知られたピッチャーでした。
でも、デッドボールそれ自体で、禍根を残すほどのブーイングになった事例というのは、過去にほとんどありません。
今回の件が尾を引き続けているのは、デッドボールそれ自体ではなく、その後の高梨の言動に問題があったからなのです。
広島・菊池への死球後の投稿が、阪神ファンの怒りを増幅
そして、今回、阪神ファンが「しつこい」との批判を呼ぶくらい、高梨へのブーイングを繰り返す背景には、
広島・菊池が死球を受けた後に、高梨が近本の件を全く反省することなく、同じような投稿をしたこと
も、大きな影響を及ぼしていると考えられます。
もちろん、阪神の主力・近本をケガさせておきながら、無神経な投稿をSNSにしたことが最大の要因であることは言うまでもありません。
でも、それだけでここまで阪神ファンがしつこく怒るというのは、少し考えづらいのです。
そこで注目すべきが、この広島・菊池へのデッドボール。
このとき、広島の新井監督は、とても普段の様子からは想像できないほどの怒りをあらわにしました。
そして、広島の新井監督といえば、現役時代に阪神タイガースで活躍したことを、多くの阪神ファンは覚えています。
また、広島については、「東京の雄・巨人にともに立ち向かう仲間」という、ある種のシンパシーを感じる阪神ファンも多いところ。
こういったこともあって、多くの阪神ファンにとって、広島・菊池へのデッドボール後の無神経な投稿もまた、近本の件と同様に、我慢ならなかったのではないでしょうか。
まとめ
以上、今回の記事では、巨人・高梨投手が阪神タイガースの試合登板時に激しいブーイングを浴びる件について、考察してみました。
高梨投手のブーイングは、阪神・近本選手へのデッドボールがきっかけとなったがゆえに、
というような批判的な意見も目立つところではあります。
しかし、阪神ファンのブーイングの源泉となっている「怒り」は、デッドボールではなく、「デッドボールで主力を負傷させたにもかかわらず、脳天気な投稿をSNSに行う無神経さ」に由来しています。
あまりにも無神経な投稿を繰り返していると、ファンとしては
という、それこそ良からぬ誤解を招いてしまいかねません。
だからこそ、読売ジャイアンツ、そして高梨投手は、こうした誤解を一刻も早く解くため、一連の無神経な投稿について、ふざけることなく、正式な形で、真摯に謝罪をした方が良いでしょう。
そして、多少のデッドボールで信頼関係が崩れることのない、強固なスポーツマンシップのもとで、今後の試合が展開されることを、心から願うばかりです。
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