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ブログ記事は「ですます調」「だ・である調」どっちがいい?

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★この記事で分かること★

  • ブログ記事は「ですます調」がオススメな理由
  • 「だ・である調」のメリット・デメリット
  • 「ですます調」のメリット・デメリット

皆さん、こんにちは!けんた@ロスジェネ青春マガジン(@lost_gene_magです!

立ち上げ直後の当ブログですが、実は立ち上げにあたって、いろいろと悩んだことがありました。

それは、「文体を『ですます調』にするか『だ・である調』にするか」について。

本日は、そんなブログの文体について、『ですます調』と『だ・である調』のどちらが良いか、元ライターである私が、さまざまな視点から考察した結果を、お話させていただこうと思います。

私と同じように、ブログ立ち上げ直後、1つめの記事を書こうとしている人の参考になれば幸いです!

「ですます調」と「だ・である調」の比較

「ですます調」と「だ・である調」。

一般的にも、文章を書くとき、どちらが良いか、かなり迷うところだと思います。そして、私も、この両者を、かなり迷いました。

ということで、まず、「ですます調」と「だ・である調」について、メリットとデメリットを比較してみます。

ですます調のメリット

まずは、「ですます調」のメリットから見ていきます。

文体の優しさ

まず、ですます調のメリットとしてあげられるのは、なんといっても、この文体の優しさ

丁寧な言葉遣いであるがゆえに、呼んでいて非常に心地よく、逆に言うと「疲れる」とか「しんどい」ということが、あまりありません。

字数が稼げる

ブロガーにとって、どうしても気になる、ブログの文字数。SEO対策などの観点から、一般的に、1記事あたり1000〜2000字程度の文字数がどうしても欲しくなるところ。

でも、ですます調であれば、だ・である調に比べて字数を稼ぎやすくなるという側面があります。

たとえば、だ・である調の「〜と思う」で3文字のところが、ですます調だと「〜と思います」と5文字になり、これだけで+2文字。

「たかが2文字」とあなどるなかれ、これを積み上げていくと、結構な文字数の差となって表れてきますよ。

です・ます調のデメリット

では、続いて、です・ます調のデメリットは、何があるのか。

文章が冗長になる

これは、メリットの「字数が稼げる」の裏返しでもあるのですが、文章が必要以上に長くなってしまうため、読者にとっては、少々まどろっこしさを感じることになるかもしれません。

端的に「ビシッ」と言い切ってほしいときなんかは、「です・ます調」の字数が仇となってしまうんですね。

距離感ができる

また、「です・ます調」は、いわゆる丁寧語であり、敬語の一種であるとも言えます。

ですので、これはリアルなコミュニケーションを想像してもらえればより分かりやすいかと思うのですが、敬語や丁寧語を使われると、やっぱりちょっと、人間的な距離感を覚えてしまう気がします。

はじめは何らかの事情で丁寧語でしゃべっていたけど、その後仲良くなった人に、勇気をもって切り出す「タメ口でいいですよ」。

これはまさに、丁寧語が作り出してしまう距離感を詰めるために必要な儀式であると言えます。

逆に言うと、やはり丁寧語というのは、そうした距離感を作ってしまうものであり、だからこそ密なコミュニケーションのためには、この文体を使わない方が良いのでは、ということなのでしょう。

だ・である調のメリット

では、続いて、だ・である調について見ていきましょう。まずはメリットです。

言い切りによる説得力の強さ

「だ・である調」は、言葉が言い切りになりますので、冗長な表現になりがちな「ですます調」に比べて、説得力が増すように感じます。

また、権威あるメディアと一般にされている新聞記事が「だ・である調」であるというのも、「だ・である調」の説得力に一役買っているようにも感じます。

たとえば、

今年こそ、阪神タイガースは優勝するでしょう

と、

今年こそ、阪神タイガースは優勝するだろう

だと、なんとなくですが、後者の方が説得力がある感じ、しますよね?

だ・である調には、こうした、えも言われぬ説得力を生み出す力があるのです。

ライターの個性を出しやすい

また、だ・である調は、必ずしも丁寧な文章にしなくて良い分だけ、書き手に言葉の選び方や文体の選択肢の幅が広がるため、個性的な文章を書きやすくなります

いっとき、一世を風靡した「テキストサイト」も、その多くが「だ・である調」であったことが、コンテンツのおもしろさに花を添えていたように思います。

また、いわゆるwikiサイトやピクシブ百科事典なども、だ・である調であることで、面白い文章が書けているところも多分にあるでしょう。

コミカルなコンテンツを、だ・である調でまじめに論評しているだけで、既に結構面白かったりしますしね。

だ・である調のデメリット

一方、だ・である調については、デメリットもあります。

威圧的・冷淡に感じられる

これは「です・ます調」のメリットと完全に裏返しなのですが、「だ・である調」は、言い切り型の表現ですので、その文体には優しさは感じられず、何なら威圧的で冷淡に感じられるような表現になります。

もちろん、その威圧的かつ冷淡さがあるからこそ、個性的な文章を作れるという一面もあるのですが…

とはいえ、たとえば普通に考えて、SNSなどではじめて絡む人に「だ・である調」で話しかける人なんて、まずいないでしょうから、やはりこれは、コミュニケーションツールとしてブログを使う場合、あまりいい文体ではないように思います。

そもそも「だ・である調」のブログは少ない

さまざまなブログを拝見していて思うのですが、そもそも「だ・である調」のブログって、非常に少ないんです。

それこそ、ライターさんが文筆業の一環として書いているようなブログくらいしか、見当たらないように思うほどです。

ですので、世の中的には、やはり「ブログは『ですます調』が良い」というふうに一定結論づけられているように感じてしまうのです。

もっとも、だからこそ、あえて逆張りして「だ・である調」でブログを作り、個性を発揮するという手法もあるのでしょうが…。

【考察】普通に考えたら「ですます調」が無難

以上のメリット・デメリットを考えて、私なりに考察してみます。

やはりこのブログは立ち上げ直後であり、多くの人が「初対面」になります。

ですので、いきなり「だ・である調」でとげとげしく話をするよりも、柔らかい文面で、丁寧に伝えたいことをお話ししたい、という思いのもと、「です・ます調」を選択するに至りました。

一方、私はこう見えて元ライターで、文章力については一定の自信もあるつもりです。だからこそ、「だ・である調」を選択し、個性的な文章で勝負する…という判断も、最後の最後まで、アタマの片隅にあったのも、また事実。

とはいえ、ブログは単なる情報発信手段ではなく、「だ・である調」のデメリットにも書いたように、コミュニケーションツールでもあります。

となると、やはりここは、コミュニケーションツールとして成立するように「ですます調」を選んでおくべきかな、となったのであります。

まとめ

以上、今回の記事では、「ブログは『だ・である調』と『ですます調』、どっちがいい?」という疑問について、私自身がまさに今直面した状況に基づいて、考察してみました。

基本的には「ですます調」を選ぶ方が圧倒的に無難で、今回は私もそのように判断しましたが、一方で個性的な文章で勝負したい人は、あえて「だ・である調」を選ぶ選択肢はアリだと思います。

この記事が、ブログ立ち上げを検討している人が、最初にどのような文体で記事を書くかの参考になれば幸いです!

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