★この記事で分かること★
- 軽自動車税を滞納すると、職場にバレて信用が失墜するという事実
- 軽自動車税の滞納は、自動車税の滞納よりハイリスクな理由
- 職場にバレる前に納税資金を確保するための方策
皆さん、こんにちは!けんた@ロスジェネ青春マガジン(@lost_gene_mag)です!
5月に届く憂鬱な手紙といえば、自動車税と軽自動車税の納税通知書。
軽自動車は、一般的には維持費が安いと言われており、税金も自動車税に比べるとまだマシな金額。
でも、金額が安いからといっても、本当に金欠のときにはそのお金すらなかったりするでしょうし、またうっかり払い忘れたりすることも、あるでしょう。
本日は、
- 軽自動車税が払えないとどうなるか
- 軽自動車税が払えないときはどうすれば良いか
こういったことについて、不遇の時代にあらゆる公金の滞納経験がある私が、自治体の税務部門に取材をしながらまとめた情報を、お話しさせていただこうと思います。
後ほど詳しくお話ししますが、
で、たとえば差押えに及ぶまでのペースが自動車税より早いなど、かなりの危険があるんです。
なぜ、金額の安い軽自動車税の方が、自動車税よりハイリスクなのか…そのあたり、これまでの経験や取材を踏まえ、しっかりお話しさせていただきます!
軽自動車税とは
軽自動車税は、軽自動車のほか、バイクや原付などを保有していることに対して課税される税金です。
課税しているのは市町村で、車種に応じて税額が決まります。その詳細は、次の表のとおりです。
車種 | 課税対象 | 税額(円) | ||
---|---|---|---|---|
事業用 | 自家用 | |||
原動機付自転車 | 総排気量50cc以下 | 2,000円 | ||
二輪 | 総排気量50cc超90cc以下 | |||
総排気量90ccを超えるもの | 2,400円 | |||
三輪以上で総排気量20cc以上 | 3,700円 | |||
軽自動車及び 小型特殊自動車 |
二輪(250cc以下のバイク) | 3,600円 | ||
三輪 | 3,900円 | |||
四輪以上 | 乗用(5ナンバー車) | 6,900円 | 10,800円 | |
貨物(4ナンバー車) | 3,800円 | 5,000円 | ||
二輪の小型自動車(250cc超のバイク) | 6,000円 |
ちなみに、軽自動車税は、2015年以前はもう少し安かったのですが、2014年税制改正によって、1.5倍〜2倍に税額が引き上げられています。
とはいえ、これでも普通車の自動車税と比べると、
軽自動車 | 10,800円 |
1000ccの普通車 | 25,000円 |
と、半額以下に収まっています。
なお、冒頭にも書きましたが、この軽自動車税は、都道府県が課税する自動車税と違って、市町村による課税です。
この「市町村による課税」、後で伏線として効いてきます。しっかり、押さえておいてください!
軽自動車税が払えないとどうなるか
さて、この軽自動車税、金額としてはそれほど大きくないですが、払わないと、どうなるのでしょうか。
最初は「督促状」や「電話での案内」が来る
これは軽自動車税に限らず、一般的な税金全般において言えることですが、納期限までに納付をしないと、市町村の税務部門から「督促状」が送付されます。
この督促状がいつ届くのか、気になる方も多いと思いますが、法的には、納期限後20日以内に発送することとされています。
ですので、軽自動車税の場合であれば、おおむね6月中旬までを想定しておけばよいでしょう。
この督促状の中身、要は
税金が未納になっていますので、払って下さいね
という案内です。
また、自治体によっては、このタイミングで電話での連絡が入ることもあります。
電話口の人は別に納税できていないことを責めることはなく、
といった感じで、きわめて親切な感じで接してくれます。
軽自動車税は金額も小さい上、年1回だけしか支払わないので、うっかり忘れてしまう人も多いことでしょう。
なので、うっかり忘れの人は、忘れずにこのタイミングで納税しておきましょう。
放っておくと差押えの準備に入る!
さて、最初の督促を放っておくと、どうなるか。
最近の市町村の税務部門は、行政サービスの財源となる税収を確実に確保するため、滞納に対して非常に厳しい態度で臨んできます。
そしてその厳しさは、金額が小さい軽自動車税であっても、例外ではありません。
市町村の税務部門が次に行ってくる手続きは、「滞納者の財産を調査し、差押えに入る」というもの。
と思ったアナタ、その甘い感覚は、ただちに捨ててください。
一昔前は、「税金滞納による差押え」といえば、本当にごく一部の悪質な滞納者だけに行われる「最後の手段」でした。
しかし、最近は市町村の税務部門は、少額、かつ短期間の滞納でも、容赦なく差押えを行ってきます。
そして、その容赦なさは、軽自動車税の数千円の滞納であっても、見逃されることは、ありません。
軽自動車税の滞納は、車ではなく給与を差し押さえる
さて、軽自動車税の差押えというと、「持っているバイクや軽自動車をを差し押さえる」というイメージを持つ人が多いと思います。
でも、軽自動車税の滞納において、こういった「動産の差し押さえ」に及ぶことは、通常ありません。
それは、ひとえに言うと「費用対効果が悪い」ことに尽きます。
軽自動車の滞納は、非常に件数も多く、こんなのに1件1件自動車の差し押さえをやっていては、職員が何人いても足りません。
では、どのようにして差押えを行うか。
それは、
です。
軽自動車税を課している市町村は、同時に市民税(市町村民税)を課していますが、この市町村民税は、サラリーマンであれば、月々の給与から天引きされています。
ということは、市町村の税務部門は、「滞納者の、月々の給与支払者が誰か知っている」ということ。
なので、市町村の税務部局は、給与支払者にアプローチを仕掛けて、滞納者に支払っている給与を差押えすることが可能になります。
このアプローチは、文書により行われるのですが、これを「給与照会」といいます。
【注意】「給与照会」を受けると職場の信用ガタ落ち!
さて、この給与照会は、市町村の税務部門から、滞納者の勤め先の人事・給与担当課に対して行われます。
ということは、滞納者の立場に立ってみると、
勤め先の人事部門に、税金を滞納していることがバレてしまう
ということになります。
通常、このことは勤め先の人事部門で共有されますので、勤め先の今後の人事に影響を及ぼします。たとえば、
とか、
といったように、人事面で厳しい評価を受けてしまいます。
加えて、公の事業を受注しているような企業であれば、「公から仕事をもらっているのに税金を滞納するとは何事か」となるでしょう。
あるいは、コンプラ意識の高い企業や官公庁・公益団体などであれば、税金滞納を理由とした懲戒処分もあり得ます。
つまり、
軽自動車税を滞納し、給与照会を受けると、職場での信用がガタ落ちする
ということになるのです。
軽自動車税を滞納すると、車検が受けられない!
また、仮に給与の差押えに至らなかったとしても、軽自動車税を滞納していると、別の問題が生じます。
それは、
ということ。
軽自動車や250cc超のバイクなどにおいて、車検の手続きに際しては、本来、軽自動車税の納税証明書が求められています。
この納税証明書がないと、車検が受けられません。
ですので、軽自動車税が滞納の状態で車検の時期を迎えてしまった場合、速やかに軽自動車税を納税して、納税証明書を発行してもらい、これをもって車検業者へ提出しなければならないのです。
無車検走行は罪が重い
なお、車検を受けずに車を公道で走らせることは、道路運送車両法違反となり、刑事罰としては「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」が課されます。
また、違反点数6点が加算され、赤キップ交付となり、30日間の免許停止処分がかかってしまいます。
加えて、一般に車検と自賠責保険はセットになっているでしょうから、無車検で公道を走行しようとすると、自賠責保険がない状態で公道を走ることとイコールになってしまいます。
こちらもまた罪として重い上、万一そのような状態で事故を起こしてしまうと、実刑も免れないくらいの事態になりかねません。
このように、
車を持っている人にとって、車検を受けないことによるダメージというのは非常に大きい
です。
自動車税との違いは「差押えまでの早さ」
なお、このあたりの枠組みは、自動車税と基本的に同じです。
ただ、給与の差し押さえが難しい都道府県と違い、市町村は簡単に給与の差押えを執行できてしまいます。
なので、都道府県のような「最悪、車検までには払ってくれるだろう」のような甘い考えは、市町村が課税する軽自動車税については、全く通用しません。
なので、軽自動車税については、車検云々にかかわらず、滞納があれば即差押えを覚悟しないといけません。
軽自動車税の滞納は超危険!払えないときは…
このように、特にサラリーマンにとって、軽自動車税の滞納は、職場での立場も危うくしてしまう、非常にリスキーな状況なのです。
ですので、いくらお金がなくて払えないという状況にあっても、絶対に何とかして早期に納税しておかないと、後々の仕事に影響してしまい、ヘタをすると後年度の収入を減らしてしまうことにもなりかねません。
特に軽自動車税は、金額が小さいだけに、「たった数千円のことを放っておいただけで、人生台無し」みたいなことになりかねません。
とはいえ、その数千円も捻出できないほど、お金に困っているときも、きっとあるでしょう。
では、軽自動車税が払えないときは、どうすれば良いのでしょうか。
まずは自治体の税務部門に相談を
まず真っ先にしておくべきは、軽自動車税を払う自治体の税務部門への相談です。
自治体の側も、差押えという、相手方に不利益を与える公権力の行使にはやはり慎重で、できることなら回避したいと思っているもの。
なので、話し合いに応じてくれる滞納者に対しては、急に差押えのような強権を行使することは、通常ありません。
なので、まずは電話を行い、納税が難しいこと、一方で払う意思はあることを、明確に示しておきましょう。
なお、こういった記録は、自治体のシステムに記録され、別の担当者にも引き継がれていきます。
給与照会を受ける前に納税を!
そして、先ほど述べたように、給与照会を受けてしまうと、職場での信用がガタ落ちしてしまい、今後の仕事や人事異動にも大きな影響が及んでしまいます。
なので、
給与照会を受ける前に、絶対に納税を済ませておく
ことが重要です。
具体的にいつ給与照会が発出されるかは、自治体によっても異なりますが、法的には「督促状の発送後10日を経過すれば差押え」ができるようになっています。
なので、
と考えるのが無難でしょう。
納税資金はキャッシングで調達!
納期限後1カ月程度が過ぎれば、給与照会が来る…
ということは、滞納状況に陥った後に与えられた時間は、あまりありません。
この短期間で納税資金を用意する方法として、一番手軽で手っ取り早いのが、キャッシングでの資金調達です。
ネットで受付をしている中規模のキャッシング業者であれば、審査も割と柔軟な上、1〜2日程度あれば現金を手にすることが可能です。
キャッシングとなると、中には抵抗のある方もいらっしゃるかもしれません。
でも、
軽自動車税の滞納で給与照会を受け、職場での信用をなくすくらいなら、速やかにキャッシングで現金を手にし、納税してしまった方が、絶対に良い
です。
オススメキャッシング①:セントラル
なお、「軽自動車税の滞納対策として、ネットでサッとキャッシングしたい」というニーズに応えられるのは、キャッシング中堅のセントラルです。
セントラルは、最短で即日融資が受けられる上、審査も大手と比べると柔軟です。
なので、たとえば軽自動車税すら払えないような経済状況であったとしても、一定の収入さえあれば審査に通る可能性は十分にあります。
また、キャッシングカードも発行され、セブン銀行のATMで利用可能になっているので、その後の金策にも非常に使いやすくなっています。
加えて、セントラルには、利息30日間無料のサービスがあります。
なので、「夏のボーナスまで待てば何とかなる」ということであれば、余計な利息を最小限にしながら、給与照会を受けるリスクを減らすことができるのです。
「本当に困った時に相談したいカードローンNo.1」は、ダテではありません。軽自動車税の滞納のときは、ぜひお気軽にご利用ください!
オススメキャッシング②:フタバ
また、同じくフタバも、軽自動車税の滞納分を払う上で、非常にオススメなキャッシングサービスです。
こちらも、ネットですぐに申し込める上、最短で即日融資もOK。審査の柔軟性にも、セントラルと同様に定評があり、困ったときに申し込むキャッシングとしては最適です。
また、フタバも30日間の利息ゼロ円サービスがあります。
また、フタバについては、レディースキャッシングにも力を入れています。
女性の方は非常に申し込みやすく、もし女性で納税資金に困っている方がいらっしゃれば、このフタバのレディースキャッシング、特にオススメです。
軽自動車税の滞納に関するQ&A
軽自動車税が払えなくて困っているとき、何かと不安ですよね。今回、軽自動車税の滞納に関するQ&Aをまとめましたので、ぜひ、参考にして下さい。
自治体にもよりますが、基本的には納期限が過ぎてから2〜3カ月くらいで差押えの可能性が高まると考えておきましょう。
課税しているのが市町村で、住民税の課税情報など、住民の細やかな情報を持っているため、差押えがしやすいためです。
自治体には、地方税法や国税徴収法により、裁判をせずに一方的に差押えをする権限(自力執行権)が与えられているためです。
最近、自治体は金額の多寡・税目にかかわらず、機械的に差押え事務を処理していますので、原付の2,000円だけでも給与の差押えが執行される事例はあります。
特に最近の市町村は、丁寧なコミュニケーションをとらず、一方的に差押えに及ぶケースが多く、「冷酷」とも見えます。とはいえ、事情があれば話を聞いてもらえるので、滞納になりそうなときは、あらかじめこちらから連絡を入れておきましょう。
少し前までは「延滞金よりもキャッシングの利率の方が高いから、滞納の方がマシ」と言われていました。しかし最近は、自治体がすぐに給与を差押えに来るので、キャッシングしてでも差押えリスクを低減すべきです。
【まとめ】少額でも差押え!軽自動車税は速やかに納税を!
このように、今回、
- 軽自動車税を滞納すると、どうなるか
- 軽自動車税を滞納してしまったら、どうすれば良いか
について、ご説明をさせていただきました。
軽自動車税を滞納すると、自治体の税務部門は住民税の「給与天引き情報」を参照して、勤め先に「給与照会」をかけてきます。
この「給与照会」を受けてしまうと、職場での信用はガタ落ちになるので、何としても、給与照会を受ける前に対応しなければいけません。
給与照会までに与えられた期間は、納期限後、最短1カ月程度。
軽自動車税は、自動車税よりも金額は安いですが、課税しているのが市町村であるがゆえに、給与差押えに及ぶまでの期間が非常に短く、
軽自動車税の滞納は、自動車税よりはるかにハイリスク
なんです。
それまでの間に、キャッシングなどで資金調達して、軽自動車税の滞納を、一刻も早く解消しましょう!