★この記事で分かること★
- オリックス−阪神の日本シリーズがなぜ「阪神なんば線シリーズ」か
- 「阪神なんば線シリーズ」の勝敗予想
- 戦力で有利なオリックスに対し、阪神の優位性は何か
皆さん、こんにちは!けんた@ロスジェネ青春マガジン(@lost_gene_mag)です!
2023年のプロ野球は、セ・リーグは阪神タイガースが優勝し、パ・リーグはオリックス・バファローズが限りなく優勝に近い位置におり、リーグ3連覇が濃厚になっています。
そこで、仮にオリックスと阪神がともにクライマックスシリーズを制し、日本シリーズに出場すると、在阪球団同士の日本シリーズが実現します。
そして、そんな「オリックス−阪神」の日本シリーズが、もし仮に実現すると、それは「阪神なんば線シリーズ」と呼ばれることになります。
これ、関西人にとっては非常に分かりやすい一方、それ以外の地域に住む方にとっては、
となりそうなところですよね。
そこで、本日は、元スポーツライターとしてプロ野球の取材にかかわってきた私が、オリックス−阪神が実現した場合の「阪神なんば線シリーズ」について、お話しさせていただこうと思います。
なぜ「阪神なんば線シリーズ」なのか
まず最初に、なぜ「オリックス−阪神」の日本シリーズが実現した場合、「阪神なんば線シリーズ」と呼ばれるのか、ご説明いたします。
阪神甲子園駅最寄りの「甲子園球場」
阪神タイガースが本拠地とする球場は、兵庫県西宮市にある、阪神甲子園球場。これは多くの人にとって周知の事実です。
そして、阪神甲子園球場の最寄りは、阪神本線甲子園駅です。
阪神ドーム前駅最寄りの「京セラドーム」
一方、オリックス・バファローズが本拠地とする球場は、大阪市大正区にある、京セラドーム。
かつて「大阪ドーム」と呼ばれていた頃は、前身の近鉄バファローズが本拠地としていた球場でもありました。
この京セラドームの最寄りは、阪神なんば線ドーム前駅です。
甲子園⇔ドーム前は電車1本、16分
そして、
この阪神の本拠地がある甲子園駅と、オリックスの本拠地があるドーム前は、阪神電車1本、わずか16分で行き来できてしまう
のです。
電車の路線的には、
- 甲子園⇒尼崎:阪神本線
- 尼崎⇒ドーム前:阪神なんば線
という、2つの路線を通ることになるのですが、阪神本線から阪神なんば線に直通する電車もあり…
これら両本拠地が1本の阪神電車で結ばれることをもって、オリックス−阪神の日本シリーズが実現した場合、「阪神なんば線シリーズ」と呼ばれるのです。
「阪神なんば線シリーズ」の結果を大胆予想!
それでは、本稿初稿執筆時点の9月中旬では、だいぶ気が早いですが…
仮に「阪神なんば線シリーズ」が実現し、オリックスと阪神が日本シリーズで対戦した場合、どういう結果になりそうか、予想してみようと思います。
圧倒的な投手力のオリックス…阪神打線は打ち崩せるか
今年優勝すればパ・リーグ3連覇を達成するオリックス・バファローズ。
その力の源泉は、なんといっても圧倒的な投手力にあります。
150km/hを優に超えるストレートを、抜群の制球力で投げ続け、2年連続ノーヒットノーランという偉業を成し遂げた山本由伸を筆頭に…
まだ若手ながら、ベテランのような老獪な投球術で鋭い変化球を操り、相手バッターに付け入るスキを与えない宮城大弥…
そして、2023年、強烈なストレートを武器に鮮烈なデビューを飾った、山下舜平大。
先発陣だけでも、これだけの超強力なラインナップが揃う上、山崎福也をはじめ他にも先発ピッチャーは粒ぞろい。
これに加えて、「吹田の主婦」こと山﨑颯一郎、育成から瞬く間にスターダムを駆け上がった宇田川優希など、中継ぎ陣にも150km/hを平然とオーバーするパワーピッチャーが目白押し。
加えて、リリーフ陣には、あらゆるピンチを飄々と乗り切る、比嘉幹貴や平野佳寿といったベテランも控えており、全くスキの無い投手陣を揃えています。
一方、対峙する阪神は、打線の爆発力というよりも、どちらかというとつなぎの野球で点を取るスタイル。
しかし、バットに当てることすら苦労するパワーピッチャーの連発と、老獪な変化球投手のコンビネーションの中で、阪神が「つなぎの野球」を徹底できるかというと…
阪神にとっては、かなり厳しい戦いになるのではないかと、現時点では見込まれるところです。
阪神は「実質7戦全部ホーム」になる?
一方の阪神ですが、戦力以外の面で、圧倒的な有利さを誇っています。
それは、
「阪神なんば線シリーズ」の場合、阪神は実質的に7戦全部がホームゲーム化する
ということ。
阪神タイガースは、ファンの熱量の高さに定評があり、甲子園球場での試合は、そのファンからの声援を力に変えて、多くの試合を勝ち抜いてきました。
そして、今回、「阪神なんば線シリーズ」となれば、ビジターも京セラドームという、物理的に非常に近い場所で試合が行われますので…
甲子園球場に数多く詰めかける、熱量の多い阪神ファンが、そのまま京セラドームへ流れてくる可能性は、非常に高いでしょう。
そのため、通常であればホームとビジターを折半するこの日本シリーズも、阪神タイガースにとっては、実質的に全試合ホームのような形で試合をすることができるようになるのです。
なお、これはオリックスファンも同様の条件下にあるのですが、阪神ファンとの数、熱量、注目度の差は圧倒的だと言わざるを得ません。
そのため、ファンの声援という点において、阪神は圧倒的に有利な環境に置かれていると言えるでしょう。
まとめ
以上、本日は、オリックスと阪神が仮に日本シリーズで対戦した場合、「阪神なんば線シリーズ」となる点について、お話しさせていただきました。
甲子園と京セラドームは、阪神なんば線で16分。
そんな物理的距離の近い両チームによる日本シリーズは、関西はもちろん、全国的にも注目を集める大一番になるでしょう。
18年ぶりの「アレ」を達成し、知将・岡田監督のもと、勢いに乗る阪神タイガース。
一方、オリックスは、圧倒的な投手力を武器にリーグ3連覇を成し遂げ、全く付け入るスキを与えません。
まともに戦力を比較するとオリックスが有利になるのは事実ですが、阪神にとっては「全試合ホームゲーム化」という有利な点もあります。
オリックス−阪神の「阪神なんば線シリーズ」。
実現するかは、クライマックスシリーズを終えるまで分かりませんが、もし実現したら、どんな展開になるのか…今から、とても楽しみです!
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