★この記事で分かること★
- スラムダンクの陵南高校・田岡監督とは何者なのか
- 田岡監督と魚住純の師弟愛
- 田岡監督から学べる理想のリーダー像
皆さん、こんにちは!けんた@ロスジェネ青春マガジン(@lost_gene_mag)です!
私たちロスジェネ世代にとって圧倒的な影響力を誇り、先般の映画でその魅力が現在でもなお通用することをまざまざと見せつけた、スラムダンク。
本日は、そんなスラムダンクの中から、陵南高校の監督・田岡茂一にフォーカスを当てて、お話ししようと思います。
また、後半では、スラムダンク・田岡監督の名シーンを、アニメで見る方法もご紹介しています。
それでは、田岡監督の生き様、一緒に見ていきましょう!
田岡茂一とは
陵南高校バスケットボール部の監督、田岡茂一。
2メートルを超えるセンター、ビッグジュンこと魚住純、そして天才・仙道彰を要する神奈川の強豪・陵南高校を率い、インターハイ出場に向けて、指導にあたっています。
そして、その威厳ある風貌と厳しい練習の数々は、陵南高校バスケ部員に恐れられていることも、よく知られた話です。
一方で、単に厳しくてスパルタなだけではなく、基本的に選手思いであること、また悪い結果の責任を選手になすりつけず、自らが一身に負おうとするなど、
で魅力的であることがうかがえます。
田岡茂一の名言・名シーン
さて、そんな田岡監督の名言や名シーンを、いくつか振り返ってみようと思います。
「でかいだけ?結構じゃないか」
陵南のゴール下に君臨する、2メートルの長身センター・魚住。
しかしその魚住は、入部直後からその才能をいかんなく発揮できていたわけではなく、技術や体力も十分にあるわけではありませんでした。
そのため、陵南の厳しい練習についていけず、またチームメイトからも陰口を言われるなど、彼は挫折を味わい、田岡監督に「足手まといになるだけ」と、退部を口にします。
しかし、田岡監督は、厳しく叱責するかと思いきや、挫折する魚住に、穏やかな表情で、やさしく言葉をかけるのです。
でかいだけ?結構じゃないか。体力や技術は身につけさすことはできる…
だが、お前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもな。
立派な才能だ
自信をなくした魚住を突き放すことなく、魚住の才能を認め、ほめる。
そして…
魚住よ…お前が3年になった時、陵南初の全国大会出場―オレはそんな夢を見ているんだ
と、自らの夢を語り、さらにその夢の実現のために、自らが必要であることを、やさしい目で、語り掛けるのです。
自らの役割に気づき、やる気を取り戻した魚住は、この後、陵南の厳しい練習に耐え抜いて、キャプテンとして、グラウンド上でチームをリードしていくのでした。
このシーンは、魚住の知られざる過去を描き、そして田岡監督のこれまで描かれてこなかった一面を明らかにした、スラムダンク屈指の名シーンとして知られています。
「敗因はこの私!」
神奈川県予選、決勝リーグ。
桜木花道の湘北と、田岡監督率いる陵南は、序盤こそ陵南がリードを保つものの、後半は魚住の4ファウルや、後半にかけて爆発した流川の猛得点により、湘北がリードを奪う展開になります。
しかし田岡監督は
- ファウルトラブル
- 選手層の薄さ
- 安西先生不在
- 素人・桜木
という4つの不安要素があり、それゆえに流れがもう一度陵南に来ると信じて、じっとこらえます。
しかし、試合終盤、田岡監督に「不安要素」扱いされた桜木が要所で好守を連発。
また、「選手層が薄い」と指摘されていた中、控え選手だった木暮が、迫る陵南にとどめを刺すスリーポイントを決めるのです。
試合終了後、田岡監督は、専門誌のインタビューに、こう答えます。
最後の方は9割方ウチの思惑通りだった。あとほんの一押しだったところを木暮君と桜木君にやられました。
私はあの二人を湘北の不安要素と決めつけていた。桜木は危険な素人、木暮は層の薄いベンチ要因として…だが彼らが試合を決めた。
敗因はこの私!陵南の選手たちは最高のプレイをした!
コートの上で死闘を繰り広げていた選手たちへの批判・苦言は一言もなく、敗戦の責任は、監督である自分がすべて一人で負う…。
バスケット、いやスポーツに限らず、あらゆる組織において求められる、理想のリーダーの姿です。
「ジジイ」呼ばわりの田岡茂一、41歳…!?
このように、普段は厳しくスパルタ気味でありながらも、心の奥には選手たちへの愛情があり、そしてリーダーとして敗戦の責任は一身に負う…。
ライバル校の監督という、マンガ上の立ち位置こそ「脇役」ではありますが、この田岡茂一監督の指導のスタンスやリーダーシップのあり方は、当時の子どもたちに、強い印象を与えました。
そして、当時スラムダンクを読んでいた子どもたちは、いまや40代前後。社会において、ミドルマネージャーとして活躍している人も多い世代です。
と思いながら、田岡監督が、果たして何歳なのかを、ふと調べてみると…
なんと、
田岡茂一監督、41歳
だったのです。
桜木花道に「ジジイ」と呼ばれ、年齢とともに得た風格で若者たちを指導するその様子から、50歳前後くらいを想定している人も多いと思います。
しかし、田岡監督は、作中で自ら「41歳」と名乗っているのです。
ちなみに、2023年時点で41歳…つまり、1982年生まれの男性有名人を並べてみると…
- 櫻井翔
- 綾野剛
- 小栗旬
- 瑛太
- 狩野英孝
- サンシャイン池崎
…と、まだまだ若々しさを感じる人も、たくさんいます。
そうした中、41歳であれだけの風格をかもしだす田岡監督は、若かりし頃に相当苦労しているのか、あるいは単なる老け顔なのか…。
田岡茂一、41歳。これもまた、ある意味において、スラムダンク屈指の衝撃的なシーンと言えるかもしれません。
田岡茂一の名シーンをアニメで見る
さて、そんな田岡監督の名シーン、もちろんコミックスで読むこともできるのですが、せっかくなので、アニメで動きや声とともに楽しみたいところですよね。
実は
アニメ版スラムダンクは、U-NEXTで全話が配信
されています。
挫折する魚住に、田岡監督が期待の言葉をかけ、優しく励ますシーンは、第76話、「勝利の予感」。
残り10分、魚住を追い出した立役者・花道が本領を発揮。自らの未熟さに唇を噛む魚住は、入部当時、練習について行けず挫折し退部寸前まで考えたこと、それでも監督に期待されたことを思い出す。
田岡監督が敗因を一身に背負うシーンは、第84話「勝敗」で見ることができます。
残り1分を切り、木暮のシュートで3点を加えた湘北は、64対68で4点リードに成功。だが最後まで希望を捨てない陵南はしぶとく湘北に食らいつき、湘北も気を抜くことなく闘志を燃やし続ける。
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まとめ
以上、今回は、スラムダンクに登場する陵南高校の田岡茂一監督について、特徴的なエピソードを中心にお話しさせていただきました。
一見厳しそうでも、実はその裏に選手の成長を心から願う優しさがある。そして選手たちを強いリーダーシップでリードしつつも、敗戦の責任は一身に負う。
まさに、我々が求める理想のリーダーであり、理想の上司の姿だと言えるでしょう。
そんな田岡監督の姿は、コミックスはもちろん、U-NEXTを使えば、アニメでも見ることができます。
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田岡茂一、41歳。そのリーダーシップを、ぜひご堪能ください!